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≪M&Aの背景認識≫
M&Aの本質は『和』による『新化』に他なりません。日本だけではないのですが、特に日本ではM&Aというと敵対的なイメージが先行し、 やるかやられるか、勝ち組、負け組という感覚が強いようです。
これは日本が歴史的に、大陸国家に比べて外的な M&A、所謂外敵(外国)との直接的攻防の経験が圧倒的に少ない事に起因しているようです。 歴史的に見て日本が初めて外敵からのM&Aを仕掛けられて国家存亡
の危機を経験したのは元寇(文永の役・弘安の役)で、それから670年後、 大東亜戦争の敗戦に伴い一時的とはいえ日本史上初めて外国(アメリカ)に国土を占領統治されるというM&Aを経験したわけです。
2600年余りの歴史の中で、実質的に1度しか外的なM&Aを経験して いないわけですから、M&Aに関してアマチュアである事は驚くべきことではありません。
しかし、アメリカによる日本のM&Aは占領軍が去って 60年近くたった今日も続いているという事実を認識している人が驚くほど少ない事には危機感を抱かずにはいられません。
アメリカによる日本へのPMI(Post Merger Integration)は実にうまくいっています。 当のアメリカさえもここまでうまくいくとは努々思っていなかった
程です。アメリカにとってこのM&Aは 様々な分野で進化をもたらしました。しかし、日本と日本人にとっては悲劇的後退を余儀なくされました。 これは、技術や経済においての奇跡的な躍進の対価と受け止めてている人も多くいますが、日本が日本たる所以、日本民族が日本民族たる
所以たる本質を失う事は、 国家民族の自殺でしかありません。少々本題から逸れましたが、M&Aの本質は、異質なものを融合して(和して) 新しきものに化(生まれ変わる)する新化のプロセスであります。
≪M&Aの形≫
上記のようにM&Aを定義すると、日本はその奥義たる『和』を2600年に及ぶ歴史と文化の中に極めた国であります。 日本こそがM&Aの本質を知る国であり、
その奥義を世界に発信する事が出来る民族なのです。しかしながら、昨今のM&Aはどれも利己的利潤の増大のみを追い求め、その大義を全く失っているようです。
奇麗ごとでM&Aが出来るか? という声も聞こえてきますが、大義無き戦争が侵略であるように、 大義無きM&Aもまた侵略であります。 ただ大東亜戦争における
日本のように、大義はあるが戦略がないのも又大義無きに等しい事も確かです。大義はそれを全うする戦略と手段無くしては負け犬の遠吠えに等しいのです。この点は日本
は大いに反省する必要があるでしょう。さて、M&Aの形ですが、これも又千差万別、千変万化、 一つとして同じケースはありません。 ただ幾つかのパターンはあるようです。その中でも大きく2パターンに分かれます。 一つは外的M&A(External
M&A )、2つ目は内的M&A ( Internal M&A )です。 そう、M&Aは既存組織の中でも起こるのです。所謂組織や事業の統廃合に伴う吸収・統合・分裂です。
このようなM&Aは日常的に起きていますが、最近では外的&Aの数も世界的に増加傾向にあります。そして、この傾向は益々加速度的に進むと思われます。
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